シリコーンゴムのバリが発生する原因と対策
2026/07/14
シリコーンゴム製品の品質を左右する要素の一つが「バリ」です。バリとは、成形時に金型の合わせ面などから余分な材料がはみ出して固まった部分を指します。わずかなバリであっても、製品の外観を損ねるだけでなく、組み立て性やシール性の低下につながることがあり、用途によっては不良品として扱われるケースもあります。
では、なぜシリコーンゴム製品にバリが発生するのでしょうか。今回は、バリが発生する主な原因と、その対策についてご紹介します。
シリコーンゴムのバリが発生する原因と対策とは?品質向上のために知っておきたいポイント
シリコーンゴムのバリは、さまざまな要因が重なって発生しますが、最も多い原因の一つが金型の精度です。金型の合わせ面にわずかな隙間があると、加圧されたシリコーンゴムがその隙間へ流れ込み、バリとなって現れます。また、長年使用した金型は摩耗によって精度が低下し、バリが発生しやすくなることがあります。
次に挙げられるのが成形条件の影響です。射出圧力や型締め圧力が適切でない場合、必要以上に材料が金型の隙間へ押し出されることがあります。さらに、材料の注入量が多すぎる場合も、余分な材料が逃げ場を失い、バリの原因となります。そのため、製品形状や材料特性に応じた成形条件の最適化が重要です。
材料の特性も無視できない要素です。シリコーンゴムは流動性に優れているため、複雑な形状を成形しやすい反面、わずかな隙間にも入り込みやすい性質があります。そのため、使用する材料の粘度や配合を考慮したうえで、最適な条件を設定することが求められます。
バリを抑えるためには、日頃からの金型メンテナンスも欠かせません。金型の摩耗や傷を定期的に点検し、必要に応じて修正や交換を行うことで、安定した品質を維持できます。また、試作段階で成形条件を十分に検証し、量産前に最適な条件を確立しておくことも、バリの発生防止につながります。
品質の高いシリコーンゴム製品を安定して供給するためには、金型・材料・成形条件のバランスを総合的に管理することが重要です。
まとめ
シリコーンゴムのバリは、金型精度、成形条件、材料特性など、複数の要因によって発生します。しかし、それぞれの原因を適切に把握し、金型の管理や成形条件の最適化を行うことで、バリの発生を大幅に抑えることが可能です。製品品質の向上や歩留まりの改善を実現するためには、豊富な経験と技術力を持つ加工メーカーとの連携が重要になります。
株式会社ホリテックでは、長年培ってきたシリコーンゴム成形技術を活かし、製品形状や用途に合わせた最適な成形条件をご提案しています。試作から量産まで一貫して対応し、高品質なシリコーンゴム製品づくりをサポートいたします。シリコーンゴム製品に関するご相談やお困りごとがございましたら、ぜひ株式会社ホリテックまでお気軽にお問い合わせください。

