コンプレッション成型の特徴について
2026/06/04
シリコーンゴム製品の製造にはさまざまな成型方法がありますが、その中でも広く採用されているのが「コンプレッション成型」と「LIM成型(液状シリコーン射出成型)」です。それぞれに異なる特長があり、製品形状や用途、生産数量に応じて適切な工法を選択することが重要です。今回はコンプレッション成型の特徴について、LIM成型との違いを交えながらご紹介します。
コンプレッション成型の特徴とは?LIM成型との違い
コンプレッション成型は、あらかじめ計量したシリコーンゴム材料を金型内に配置し、加熱と圧力を加えて成型する工法です。古くから用いられている成型方法であり、現在でも多くの工業製品や部品の製造に活用されています。
LIM成型が液状シリコーンゴムを金型へ射出して成型するのに対し、コンプレッション成型では固形または未加硫のゴム材料を直接金型へ投入する点が大きな違いです。そのため、比較的シンプルな設備で製造できるほか、金型構造も比較的自由度が高く、小ロット生産や試作品製作にも適しています。
また、コンプレッション成型は製品サイズや形状の自由度が高く、肉厚のある製品や大型部品の製造にも対応しやすいという特長があります。さらに、特殊配合材料や高硬度材料など、用途に応じた幅広い材料選択が可能です。
一方で、LIM成型は高い寸法精度や複雑形状への対応に優れているため、大量生産や高精度部品に適しています。製品の用途や求められる性能によって、両者を適切に使い分けることが重要です。
まとめ
コンプレッション成型は、小ロット生産への対応力や材料選択の幅広さ、大型製品や肉厚製品の製造に適した成型方法です。一方で、LIM成型は高精度な製品や複雑な形状の部品製造に強みがあります。求められる品質や生産条件に応じて最適な成型方法を選定することで、より効率的な製品開発・製造が可能になります。
シリコーンゴム製品の成型方法選定や試作・量産についてお悩みの際は、シリコーンゴム加工の豊富な実績を持つ 株式会社ホリテック までお気軽にご相談ください。用途やご要望に合わせた最適な製造方法をご提案いたします。

