耐候性に優れた素材とは
2024/08/03
屋外で使用する品には「耐候性」が求められます。
耐候性とは、どのような性質を指すのでしょうか。
今回は耐候性の定義と、素材について解説いたします。
耐候性の定義と優れた素材
耐候性の定義
プラスチック・繊維・ゴムといった、さまざまな素材を総称して「有機材料」と呼ばれています。
有機材料を使用して作られた製品は、光・熱・水によって劣化するのが特徴で、これらに耐えうる性質が耐候性です。
製品の品質をどの程度の期間にわたり保てるかは、耐候性によって大きく変わってきます。
耐候性に優れた素材
有機材料を原料とする製品は、太陽光と熱・雨による水と湿度・温度変化によって劣化していきます。
こうした自然環境の耐候性に優れている素材が「シリコーン」です。
ゴムから作られるのが「シリコーンゴム」で、樹脂から作られるのは「シリコーン樹脂」と言い、それぞれ特徴が異なります。
シリコーン樹脂の原料はケイ素で、シロキサン結合をすることで高い強度の被膜を形成するのが特徴です。
一方のシリコーンゴムは弾力があり、柔軟性に優れた被膜を形成します。
素材選びでは、太陽光の当たり具合・雨の量・気温の変化といった耐候性を元に判断することが重要です。
まとめ
耐候性とは、有機材料を用いて作られた製品が、光・熱・水にどの程度まで耐えられるかを示すものです。
ゴムと樹脂の両方から作られるシリコーンは、耐候性に合わせて使い分けられる優れた素材と言えます。
シリコーン製品の製造および加工は、茨城県を拠点とする『株式会社ホリテック』にお任せください。
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