パッキンとガスケットの違いについて
2023/10/15
パッキンとガスケットには、違いがあることをご存知でしょうか。
どちらも同じ機能ですが、それぞれに特徴があります。
今回の記事では、パッキンとガスケットの違いについてまとめました。
パッキンとガスケットの違い
使用される場所
同じ物に思われがちですが、使用される場所によって呼び方が変わります。
パッキンは、動作部分からの漏れを防止するために使用するシール材のことです。
これに対して、一度固定してしまえば動かない箇所の漏れを防止するために利用するシール材をガスケットと呼びます。
求められる機能
パッキンは常に何か他の機械に緩衝するため、摩擦係数や耐摩擦性が低いことが求められます。
焼き付きを防ぐために完全に漏れを防止せず、少しずつ漏らしながら利用されることが多いです。
一方ガスケットは、固体状態で長時間漏れを防止する必要があるため、耐熱性や耐寒性・耐圧性などが求められます。
さらに、ボルトの締め付け力の変化に対する圧縮復元性能も必要です。
まとめ
パッキンは動く場所に使用される運動用のシール材で、ガスケットは動かない場所に使用される固定用のシール材です。
それぞれ使用される場所や求められる機能が異なるため、特徴に合わせて使用しましょう。
茨城県にある『株式会社ホリテック』は、長年にわたりシリコーンゴム製品の製造・加工を行っている会社です。
パッキンやキャップなども製造しておりますので、お困りのことがございましたらお気軽に問い合わせください。