シリコンゴムの接合方法
2023/09/22
シリコンゴムには難接着な性質があるため、接合加工が難しいと言われています。
専用の接着剤や技術を使用することで接合可能になりますが、具体的にはどのような方法があるのでしょうか。
そこで今回は、シリコンゴムの接合方法について紹介いたします。
シリコンゴムの接合方法
接着剤
シリコンゴムは、専用の接着剤を使用することで接合できます。
その際にプライマーと呼ばれる下塗り剤を使用すると、接着剤を馴染ませることが可能です。
シリコンゴムと素材が異なる場合は、本来の特性が損なわれてしまうおそれがあるので注意しましょう。
両面テープ
シリコンゴム専用の両面テープは、基材の両面に粘着剤を使用することで接合されます。
シリコンゴム同士で接合する場合は、その素材に適した粘着剤の両面テープを使用すると効果的です。
接着剤と同様に粘着剤とシリコンゴムは異なる構成素材であるため、使用環境によっては本来の特性が損なわれるおそれがあります。
溶着
溶着は溶着剤や溶剤を用いてシリコンゴムを溶かし、それぞれを一体化させて接合します。
溶剤を使用しない方法もあり、接合面に熱や特殊なエネルギーを加えて溶かすことで接着が可能です。
素材自体を一体化することにより、接着剤や両面テープ・溶剤を用いた溶着に比べて強い接合効果が期待できます。
まとめ
シリコンゴムの接合方法は、主に専用の接着剤や両面テープ・溶着が挙げられます。
素材や用途によって適した接合方法があるため、強度が必要な場合は注意する必要があるでしょう。
茨城県にある『株式会社ホリテック』は、シリコーン製品の加工を行っております。
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