シリコンの耐熱性と耐寒性
2023/09/15
シリコンはゴム素材のなかでも、耐熱性と耐寒性に優れていることをご存じでしょうか。
温度変化に対して変質しにくいため、さまざまな用途で使用できるのが特徴です。
そこで今回は、シリコンの耐熱性と耐寒性について詳しく説明していきます。
シリコンの耐熱性と耐寒性
耐熱性
シリコンは有機系ゴムに比べ、耐熱性に優れていると言われています。
一般のゴム製品の耐熱温度は100℃以下と言われていますが、シリコンは150℃前後の温度下ではほとんど特性に変化はありません。
シリコンによっては200℃でも連続10000時間以上耐え、350℃以上でも短時間であれば耐えられるものもあります。
高温領域でも安定したゴム特性を維持できるため、高温環境下において使用するには最適と言えるでしょう。
耐寒性
通常の一般ゴムと天然ゴムは温度によって形状の変化が激しいため、低温では硬化してしまいます。
しかしシリコンは、耐寒性のある有機系ゴムのなかでも特に優秀です。
マイナス60~70℃でも弾力を失わずに安定しており、なかにはマイナス100℃以下の極低温でも耐えられるものもあります。
ゴムの特徴である弾力が維持されるので、低温環境下でも使用することが可能です。
まとめ
シリコンは一般のゴムに比べて耐熱性と耐寒性に優れているため、幅広い製品に使用されています。
双方に優れているシリコンは、これからも特性を活かしたシーンで活用されていくでしょう。
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