シリコーンゴムが劣化する原因について
2023/09/08
シリコーンゴムは、劣化しにくいと言われている素材です。
では、どのような原因が劣化につながってしまうのでしょうか。
そこで今回は、シリコーンゴムが劣化する原因について解説します。
シリコーンゴムが劣化する原因
シリコーンゴムが劣化する原因にはさまざまあり、外部的要因がほとんどです。
主な劣化原因は、以下の通りです。
超高温環境
耐熱性に優れているシリコーンゴムは、200℃の環境にも耐えられると言われています。
しかし、220℃以上の高温に長時間さらされると、ゴム性能が急激に劣化してしまいます。
反発力や伸び率の硬化が薄れ、劣化につながってしまうでしょう。
有機溶剤
シリコーンゴムは有機溶剤に強く、アルコールや希アルカリ・希酸にほとんど侵されません。
多少の膨張はありますが、物質を取り除けば元の状態に戻ります。
しかし強アルカリや強酸に触れると、分解されたり破壊されたりするので注意が必要です。
油
シリコーンゴムは、高温化での耐油性に優れています。
特に100℃以上の温度では、他のゴムよりも耐油性を発揮しやすいでしょう。
ただし、油に長時間さらされるとシリコーン内部に油が浸透し、膨潤してしまいます。
膨潤してしてしまうと油が抜けにくくなるので、劣化が加速してしまうでしょう。
まとめ
シリコーンゴムの劣化原因には、高温環境・有機溶剤・油によるものが挙げられます。
さまざまな耐性を持ちますが、外部的要因によって劣化しやすいです。
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