LIM成型が生む設計自由度と量産効率
2026/01/27
LIM成型が生む設計自由度と量産効率
2026/1/26
近年、工業用ゴム部品に求められる要件は、軽量化や高精度化、複雑形状への対応など、年々高度化しています。こうしたニーズに応える成型技術として注目されているのが、**LIM(Liquid Injection Molding/液状シリコーンゴム成型)**です。LIM成型は、液状シリコーンゴム(LSR)を主剤・硬化剤として計量混合し、金型内で熱硬化させる成型方法で、高い再現性と安定した品質を実現します。
液状材料ならではの高い流動性により、微細形状や肉厚差のある製品でも均一な充填が可能となり、設計の自由度が大きく広がります。また、成型条件の管理がしやすく、量産時における寸法精度や製品品質の安定化にも寄与します。これにより、検査工程や手直し工数の抑制、トータルでの生産効率向上が期待できます。
さらに、LIM成型は金属や樹脂部品とのインサート成型や複合化にも適しており、部品点数削減や組立工程の簡略化といったメリットも得られます。設計段階から成型方法を考慮することで、コスト・品質・量産性をバランスよく最適化することが可能です。今後の製品競争力を高める手段として、LIM成型の戦略的活用が重要性を増しています。


